2026年01月12日

今日のうちに


昨日は「今でしょ」と書きましたが、真逆のことを書いたのは作家の遠藤周作さん。
エッセーに「明日できることは、今日するな」と著しています。
若い世代の人は映画『沈黙』が大変な評判となりましたので、お堅い純文学作家という印象かもしれませんね。
小説「沈黙」は史実に基づき、キリシタン弾圧下の宣教師と市井の人々の信仰心を描きました。
この作品で書かれた「弱者の神」は遠藤作品に通底する主題となっています。

しかし、遠藤さんといえば私たちが子どもの頃は、狐狸庵(こりあん)先生と呼ばれ、ダバダ〜というBGMが印象的なインスタントコーヒーのコマーシャルで「違いのわかる男」として出演したりしてユニークな作家というイメージでした。
実際、「ぐうたらシリーズ」という著作もあって、ユーモラスな文章を綴る作家でした。

冒頭の「明日できることは、今日するな」は、実は狐狸庵先生が作った文ではなく、外国の格言をエッセー「明日という日があるじゃないか」の中で紹介したものなんです。
その意味は、「無理しないで先延ばしすればいいじゃん」という怠惰の勧めでは決してなく、林先生と同じことを言っているのです。
その真意は、、、

――今日できることは一生懸命に今日のうちに取り組み、あとは愉快に遊ぼう――

つまり、課題を先延ばしにしないでメリハリのある充実した生活を日々送れば人生が豊かになるんだよ、と教えてくれているのです。



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さてさて、政界ではサナエ首相が次期国会での冒頭解散を匂わせたことで、にわかに賑やかになってきました。
勢いのあるうちに選挙に勝ってねじれを解消しようという思惑なのでしょうか!?
そういえばゲル前首相は、早期解散はしない、政治とカネには目をつぶり、農政はグズグズ、物価対策は先送り、退陣は駄々をこね、、、
これ以上はないだろうというくらいセンセー達のお家芸「先延ばし」を発揮していましたよね。
そんな議員の先延ばし体質に辟易していた国民がサナエ首相の行動力に期待しているから今の高い支持率につながっているんでしょうね。
早速「物価対策が喫緊なのに政治空白を生む」と“批判だけの野党”のセンセーが咬み付いていますが、そのスピード感、本来の政策に活かせばいいのに、、、

もう、ホント、政治の「ぐうたら」はやめて欲しい<(`^´)>




センセー、今日できることは頑張って今日のうちにやっちゃいましょう!!

泉下で狐狸庵先生が怒ってますよ〜〜!









posted by るしあん at 23:12| Comment(0) | 日記

2026年01月11日

今でしょ


その地方特産のおみやげはうれしいもので、、、
九州の息子家族が帰省の折りには“通りもん”や“めんべい”“梅枝餅”を持ってきてくれるので毎回楽しみにしています。
群馬に明太パークができてからは“からし明太子”はお土産リストから外されてしまいました(T_T)
かつては九州みやげといえば“ピエトロのドレッシング”が人気でしたが、今では全国どこのスーパーでも買える商品に育って地域色が無くなってしまってチョット残念です。
ネット通販で今や何でも手に入る時代ですが、だからこそ余計に「そこでしか買えないもの」に魅力を感じます。



さて、昨日のこと、、、
いつもるしあんをご利用いただいているお客様から素敵な京都みやげをいただきました。
それがこれ! ガトーハラダの“抹茶ラスク”!
ハラダのラスクといえば群馬みやげの定番ですが、これは関西限定販売商品なので、関西みやげとして群馬に逆輸入(^O^)
さっそく家族みんなでいただいたのですが、濃厚な抹茶チョコレートがコーティングされ絶妙な甘さでとても美味しかったんです。



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新町駅前の小さな製菓店が今や全国展開の一流企業。
群馬定番の土産物から、地域限定の商品開発によってどこの土産物としても喜ばれる商品へ、、、
社長さんの才覚はホントすごいと思います。

そういえば、うちの近所の「もち吉」には群馬限定の煎餅ってあるのかなあ!?
九州に遊びに行く時に“逆輸出”してあげられればウケるのに、、、



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今年の正月は喪が明けたので久しぶりに息子家族が帰省したのですが、、、
なんでも、福岡にラーメンの「山岡家」ができて連日大にぎわいなんだそう。
とんこつに飽きた九州人が行列を作っているそうで、、、
「こっちはこっちで、前橋に“資さんうどん”ができて毎日スゲー混んでるんだぜ」なんて話しで盛り上がったのです。

サラリーマン時代、同僚に“乗り鉄”と“食べ歩き”を趣味にしている者がいたのですが、ある日その彼が「47都道府県制覇した」と喜んでいました。
何年かかって全国を旅したかは聞きませんでしたが、相当の年月を要したんだろうなあ。
あの時はさしてうらやましいとは感じませんでしたが、人生の残り時間を考えるこの歳になってみると、「全国にはまだまだ私の知らない美味しいものがたくさんあるんだろうなあ」「美味しい料理と美味しい地酒を求めて知らない土地を旅したいなあ」なんて思えてきます。




いずれにしても、美味しいものは「いつか」ではなく「今」食べようとすることが大事なのかも。

小生、、、林先生の言う「今でしょ」が勉強ではなく食という観点で心に沁みているのです――












posted by るしあん at 22:41| Comment(0) | 日記

2026年01月10日

雪の解けた場所には、、、


この連休は最強クラスの寒波が大陸から張り出してくるそうで、、、
日本海側は北から西にかけて軒並み大雪注意の予報となっています。
降雪が無いであろう関東地方には強い冷たい北風が吹くようです。
こんな日には、熱い温泉に浸かって身体の芯から温まりたいものです。
膝を痛めてからというもの私は大好きな温泉に行けず少々落ち込んでいます。
浴場内に杖は持っていけないし、杖無しじゃ転倒が怖いし、、、
せめてもの慰みに“日本の温泉シリーズ”という入浴剤を買ってきて自宅風呂で“名湯気分”を味わっています。



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さて、「さいのかわら」と聞けば温泉県に住む私たちは草津温泉の「西の河原」を真っ先に思い浮かべますが、お隣の栃木県民のみなさんは那須「殺生石(せっしょうせき)」の「賽の河原」を思い浮かべる人が少なくないそうです。
この殺生石はかの松尾芭蕉が「奥の細道」に記したことで全国的に有名になりました。
現代語で表現するなら、、、
「殺生石は温泉の吹き出る山かげにある。
岩の裂け目から吹き出る毒ガスは衰えることなく、蜂や蝶々の死骸で地面が見えないほど埋め尽くされている。」
という風に説明しています。
まさに冥土の三途の河原を表わす「賽の河原」という名称がピッタリの様子ですね。
“芭蕉も少々大袈裟に書いたんじゃね”という気がしないわけではありませんが、現在でも実際、数年前には野生のイノシシ8頭が硫化水素で死んでいるのが発見されています。
この殺生石は「九尾の狐が毒石に化けた」との言い伝えがありますが、九尾の狐にビビリながら歩く芭蕉を想像しながら「奥の細道」を読んでみるのも面白いかもしれません。



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群馬においては草津温泉のある白根山系でも硫化水素ガスが吹き出す場所が多々あり、殺生石と同様に決して侮(あなど)ってはいけません。
ちょうど50年前のことですが、県内の女子高生2名と引率の教諭1名が本白根の林間学級中に亡くなる事故が発生しました。
登山中の列に有毒ガスが襲いかかったのです。
私が中3の時の出来事で、ここから高校の林間学級は廃止されました。
群馬では、私たち以降の高校生は林間学級や登山学習の経験は無いのです。



記憶に新しいところでは、昨年、福島市高湯温泉で、源泉の点検のため吾妻山中に向かった3名の方がお亡くなりになりました。
降り積もった雪のせいで現場では硫化水素の濃度が高くなっていたそうです。
空気より重いガスが窪地に貯まっていたことが原因でした。

これからスキーに出かける方も多いと思います。
積雪時にはガスの熱で雪が解け雪洞ができることもあるようです。
山の中で「いい風除けがあった」なんて不用意に雪洞や雪が解けた場所で休息を取ったりビバークすると事故につながるケースがあるので是非、ご注意を!

そして、ガスの発生の無い安全な雪洞にはクマが隠れている危険性もあります。
いずれにしても、この時期は雪洞に近づかないことが肝要です。



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山遊び、雪遊びにはこれを心がけましょう!!

――君子危うきに近寄らず――








posted by るしあん at 20:38| Comment(0) | 日記