2023年03月30日

春ですねえ


毎日、暖かい日が続きますね。

るしあんも春真っ盛りです。

昨年はゴールデン・ウィークに満開の花を咲かせようと植えたグラジオラスは5月末に、ミニひまわりは6月末に、、、

今年こそはGWにいらっしゃるお客様を楽しませようとチューリップなどを植えました。

ところが、連日の暖かい陽気のおかげで、今が満開で見頃を迎えました。

いや〜、なかなか思い通りに咲かせられないものですね。

花の栽培は野菜以上に難しい……



ということで、愛犬とお花を撮影するのは今週末をおすすめします (^^)



haruhana003.jpg

haruhana001.jpg

haruhana002.jpg








posted by るしあん at 22:29| Comment(0) | 日記

2023年03月29日

私たちの物語


時々、クイズ番組で“昭和の常識”を若い世代に問うものがあります。
私達には当たり前でも若者には全く理解できずトンチンカンな回答に思わず笑ってしまいます。
先日は「光化学スモッグ注意報」が出題されていましたが、久しぶり聞く単語に懐かしさを覚えました。
私が子どもの頃は高度経済成長に伴う公害が社会問題になっていました。
ど田舎の群馬の学校では心配なかったのですが、東京では大気汚染のため屋外授業がたびたび出来ない状態になったのです。
目がチクチク傷んだり、咳込んだりと、、、 「光化学スモッグ注意報」が発表されると校内に逃げ込んだのです。
私の記憶だと、なぜか東京でも石神井にばかり発令されていたような、、、
あの頃の東京は、ちょうど今の北京のように薄煙におおわれていました。
なにせ、富士山が見える日は、それがニュースになったのですから。



公害の代表格といえば、やはり「水俣病」でしょう。
熊本県水俣市。ここは2つの川が交差して流れていた景色から付いた名だそうです。
私が起業家セミナーで机を並べていた友人が、隣接の鹿児島県出水市出身で、彼いわく水俣も出水も海はとても綺麗で、長島や獅子島が望める風光明媚なところなんだそう。
かつて日本を揺るがした公害の街とは思えないそうです。
とても美しい景色なんだとか。



minm01.jpg



作家の池澤夏樹さんは憤りを持って書いています。
「この美しい地名を病気の名に流用したことに市民は怒るべきである」。
そして、「原因企業の名を取る『チッソ病』がふさわしかった」とも。
この文章は、池澤さんが編集を担った文学全集に『苦海浄土』(石牟礼道子著)を選んだ時に書いたものです。
池澤さんの怒りはもっともで、実際、私は友人の話しを聞いたあとでも「水俣」と聞けば美しい景色を想像するよりまず公害を思い浮かべてしまいます。
私を含め多くの人がきっと水俣にはネガティブなイメージを抱くのではないでしょうか。



minm02.jpg




名著『苦海浄土』とともに水俣病の悲劇を世に広めたのがアメリカ人のユージン・スミス、アイリーン夫妻による写真集『MINAMATA』です。
2人は1971年9月から3年にわたって水俣で暮らし、交流した患者家族の姿をカメラに収め続けました。

映画『MINAMATA』(2020年)でジョニー・デップさんが演じたのがこのユージン・スミス氏でした。
また、デップさんはこの映画のプロデューサーでもあるのです。
映画は、水銀の毒性に冒された子ども達、激しい抗議活動、それを力で抑えつける企業側などが、時に実際の写真を挟み、時に脚色を交え、映画芸術の力で問題の所在を浮かび上がらせます。
デップさんの鬼気迫る演技は、あたかも故ユージン・スミス氏の遺志が乗り移ったかのようです。
鋭いまなざしに、有機水銀を含む工場廃水を海に流した取り返しのつかない選択への怒りや悲しみがにじみます。



minam03.jpg



映画『MINAMATA』をご覧になっていない方は、DVD化されていますし、またアマゾン・プライムなどでも視聴ができますので、是非、ご覧になってください。
負の歴史として、同じ過ちを犯さないためにも、心に留めておくべき作品だと思います。



病気の公式確認から67年。
美しい地名は、「ミナマタ」として世界に広まりました。
今も苦しむ患者の裁判は続いています。
そう、「ミナマタ」はまだ終わっていないのです。



この映画を現在進行形の「私たちの物語」と見なければ、悲劇は何度も繰り返されてしまいます。





posted by るしあん at 23:56| Comment(0) | 日記

2023年03月25日

龍と虎と狼と


WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)には興奮と感動をもらいました。
毎試合、グラス片手にテレビに向かって絶叫していました。
マイアミに行ってからは朝の放映だったので、さすがにお酒は飲みませんでしたけどね(^O^)
昔、長島選手を真似て野球で遊んでいた子どもの頃は、球種なんてストレートの他はカーブ、シュート、フォークだけでした。
私の野球知識はあの頃のままですから、WBCを見ていてもツーシーム、フォーシーム、スプリットなんて言われてもまったく「?」。
それでも、大谷選手はじめ投手陣の凄さはわかるし、なんと言っても日本チームの攻撃力や団結力・明るさは素晴らしかったです。
応援しながら、こちらが元気になれました。
最後の最後、決勝9回2アウトでの大谷VSトラウトの対決はまさに神懸り。
大谷選手を見ているとホント“野球の神様”に愛されているんだなあ、と思います。
そして、「泥だらけのユニフォームのリリーフピッチャー」「回ごとにブルペンとベンチを走る選手」など初めて見させてもらいました。

決勝最終回の“世界一のピッチャー”と“世界一のバッター”が戦う場面は、まるで、映画やドラマのようでした。
力量の伯仲した強豪2人を例えて「竜虎」と呼びますが、漫画にしたらトラウト選手の後に咆哮するトラが描かれて、大谷選手の後には光る目のドラゴンが今まさに飛びかかろうとする画が描かれるのかなあ…



ryk001.jpg



ところで、「竜虎」と呼ぶと良いイメージだし格好いいけれど、同じ伯仲した強さでも「虎狼」というととたんに悪いイメージになってしまいます。
「前門の虎、後門の狼」は災難や危害が次々に襲ってくる例えです。
最近では「孤狼の血」なんてヤクザ映画がヒットしましたが、こちらは虎じゃなくて孤なので一匹狼のイメージ、、、

北朝鮮の相次ぐミサイル発射に加え、あろうことか今度は核弾頭が搭載可能な巡航ミサイルの潜水艦発射実験。
大陸間弾道ミサイル(ICBM)の方はロフテッド(高高度)軌道だったようで、、、
ちなみに普通のミサイルのお値段は一発3億円くらいで、アメリカに届く長距離ICBMはなんと一発10億円もするんですってよ。
国民を餓死させてまでポンポン発射させるおデブちゃん、、、こんな指導者の国の人々はなんと不幸なことか。
昨年のミサイル発射は50発を超えたそうです。
金額にして推定800〜1000億円。韓国研究院によれば食糧不足分を賄える金額だそう。
それにしても不思議なのは一体どこからその資金を調達しているのか?
北朝鮮専門家の五味洋治さんによると、サイバーテロで暗号通貨や仮想通貨の市場にハッキングして手に入れたものをどこかで換金して部品調達をしているそうです。
技術はロシアから入手したものを解体して研究しているそうで、もはや技術はロシアを上回っているのだとか。
国の生産力を上げる努力もしないで盗んだ金で軍事予算ができてるとは、、、開いた口が塞がらん <(`^´)>

懸念されるもうひとつは言わずと知れたロシア。
イギリスから供与の弾頭が劣化ウラン弾だったと因縁を付けて、「先に核を使ったのはウクライナだ」と言い出しました。
言外に「そっちが先に使ったんだからこっちも核を打ち込むぞ」と脅しているようなもの。
侵攻から1年以上も経つのに終息に向かうどころか、益々、緊張は高まっています。

両国を巡る緊迫した情勢を虎や狼の例えに当てはめるのは気が引けますが、世界にとって紛れもない脅威です。
そして、これら「虎狼」に中国が関係を深化させています。



果たして、来るG7広島サミットで我らがキシダ議長は国際秩序安定に向けた道筋を示すことができるか?
「G7の結束を強化しロシアをやっつけよう」だけじゃあ意味はない、、、



ryk002.jpg










posted by るしあん at 23:36| Comment(0) | 日記