2020年07月24日

詐欺師症候群


俳優の三浦春馬さんの訃報はあまりに突然でホントびっくりしました。
息子と同い年ということもあり、なんとなく身近に感じて子役の頃から応援していたのでとても残念です。
店に飾ってある高崎だるまを見ながら、そういえば著書『日本製』では、高崎だるまを紹介してくれていたなあなんて思ったら、だるまさんもどこか寂しそう、、、

他人(ひと)の心の中は覗い知ることはできないけど、いろんな葛藤や不安で押しつぶされてしまったのかなあ、、、 あまりに早過ぎる、、、


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先日、コラムで知ったのですが、ハリウッドスターには「成功は本物なのか?」「世間をだましているんじゃないだろうか?」と思い悩む俳優さんが少なくないそうです。
あのトム・ハンクスでさえ「いつも綱渡りしている気分だ」と語っているのだとか。

心理学の世界では、こうした“自己不信”に陥ることを『インポスター(詐欺師)症候群』といいます。
立派な成果を上げているのにもかかわらず、それが自分の実力と思えなくて、「いつか正体がバレるのでは」と不安になってしまう、、、
この「インポスター・シンドローム」は正式な精神疾患とは認められてはいませんが、精神医学界では研究が進んでいるテーマだそうですよ。


自分に厳しい人ほど陥りやすいとのデータもあるようで、もしかしたら三浦春馬さんも表現者としてストイックすぎたのかなあ。



あの“女帝”さんはどうなんだろ。
「いつかバレる」という不安に駆られることなんてあるのかなあ。
まっ、おおよそ政治家のセンセ方はインポスターそのもののような人が少なくないようだから、「インポスター・シンドローム」とは無縁!?




三浦春馬さんのご冥福をお祈り申し上げます。


合掌 ―――




posted by るしあん at 21:33| Comment(0) | 日記

2020年07月22日

3大災禍


今日の話題は、昨日のつづき。

米英においては、チャールズ皇太子やジョンソン首相が新型コロナに感染したことから、『ウイルスに貧富の差別なし』と言われているようですが、本当にそうでしょうか?

昨日のブログにも書きましたが、アメリカでは、顔を隠すと怪しまれて撃たれる恐れがあるので、黒人男性はマスクを着けない人が多いんだそう。
黒人のおかあさんが息子を心配するのは無理からぬことで、実際、20代後半の黒人男性の死因の『第7位が警官による殺害』という。
「命を守る(警官に撃たれない)ためにマスクを着けない →→ マスクを着けないから感染リスクが高くなる →→ コロナで命を落とす……」
こんな悪循環の他にも、「貧困のために人口密集地での大家族生活」「人と接するサービス業従事者や、劣悪環境でのゴミ収集などのブルーカラーやエッセンシャルワーカーが多い」「無保険者の割合が高い」などなど……
コロナ禍は、社会の格差や差別をあからさまに映し出しているんです。

このことは決して感覚的なことではなく、実際の数字に如実に表れています。
シカゴでは、全人口に占める黒人の割合は3割ですが、コロナによる死者の割合では7割にのぼっています。
全米で白人の死亡率は“4,700人に1人”で、黒人のそれは“2,000人に1人”。
黒人の死亡率は白人の約2.4倍にもなっているんです(20/6/1現在)。

イギリスBBCは、コロナ禍での人種差別抗議活動を「まるでスペイン風邪、大恐慌、キング牧師暗殺というアメリカの過去の3大災禍がいっぺんに起こったようなものだ」と伝えていました。
まさにその通りなのでしょう。



我が国では、コロナ報道は連日、「新規感染者数」ばかりが取り上げられています。
その分析も、ワイドショーの解説者によって言うことはバラバラ、、、
年代別の割合を示したりホストクラブの実情を話して分析しているような気になっている、、、

「経済的に困窮している家庭とそうでない家庭に罹患率の差異はあるのか」なんて誰も調べようともしない。まるで、日本には社会的弱者はいないかのよう、、、
これで、本当に必要な人にモノとカネが届いているんだろうか……


そもそもGoToだって、旅行に行けるだけまし。
売上激減の我々飲食業の人や、昼夜働き続けている医療最前線の人たちは、半額にしてもらったって金と時間がないのが現実。
私みたいに物事を裏から見ようとする性分の人間は、『政治家と旅行業団体にズブズブの関係でもあるんじゃねえの!?』なんて勘ぐってしまいます。
ドタバタが続く政策ですが、このキャンペーンが真に観光業(宿泊業者+関連業者)の方に元気を届けることができることを願ってやみません。




話しがどんどん脱線しちゃうんで、アメリカの話しに戻します。

感染症、経済の低迷、人種差別という負のスパイラルに陥ってしまったアメリカにおいて、トランプ大統領はこうツイートしました。
「略奪が始まる時、銃撃も始まる」

いわば、「てめえら、いいかげんデモなんかやめろよ! 略奪なんかしたら、こっちとら軍隊出して、てめえら全員、銃撃してブッ殺すゾ!」とぶっちゃけちゃったわけで、さすがにツイッター運営者から“暴力の賛美”を厳重注意されてしまいました。


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私に言わせりゃBBCの記者は1つ忘れてる。
3大災禍じゃなく、4大災禍だ。

4番目は言わずと知れた『トランプ大統領』に他ならない―――


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カフェのジジイから若い人たちに言いたい!
『“差別”と“偏見”が何を生むのかをよく見て学んで!』

コロナの向こうの社会の真の姿を見るように心がけよう!!!



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posted by るしあん at 23:36| Comment(0) | 日記

2020年07月20日

Wife Beater


えっ、ワイフビーターだなんて、“妻を殴る人”ってこと?

いえいえ、実はアメリカのスラングで、タンクトップ(袖なしシャツ)のことをワイフビーターと呼ぶんです。
アメリカ人は何故か白いタンクトップが大好き。
昔観た『ダイ・ハード』ではブルース・ウィルスがナカトミ・プラザ・ビルの中を白タンクに裸足で駆け回っていましたが、女房に愛想を尽かされた飲兵衛刑事の役柄に、見事にこの白タンクがハマっていました。
また、ラッパーの多くがスリーブレスから見える腕のタトゥーでデザイン性を競っています。
ただの下着なのに、細マッチョの人が着れば格好いいですよね。
私が着てもただの“ランニング姿の百姓のおっちゃん”だもんなあ。


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ところで、なんでこの便利アイテムをアメリカではワイフビーター(妻を殴る人)なんて名付けたのでしょうか?
答えは単純、、、
「酔っぱらって妻を殴りそうな低所得階級のダメ親父が着ていそうだから!」
なんともひどい偏見と思い込みで名付けられたもんです。
ただ、語源を紐解くと1947年デトロイトで起きた“妻撲殺事件”の夫(犯人)が着ていたのが白いタンクトップだったことに由来しているらしいとのこと。



さてさて、そのアメリカでは、ミネアポリスの白人警官が黒人のジョージ・フロイドさんを殺害したことによって沸き起こった黒人差別撤廃運動が未だ勢いを失っていません。
『Black Lives Matter』のムーブメントは今や世界に広がりを見せています。


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先日、毎日新聞コラム「金言」に、アフリカ系(黒人)米国人の青年のことが紹介されていました。
彼は、幼少のころから母親から“命を守るルール”を教え込まれたんだそう。
@運転する時はワイフビーターを着ない
Aマスクで顔を隠さない
Bポケットに手を入れない
Cパーカのフードをかぶらない
D遅くまで外出しない
E買わないものに手を触れない
Fレシートやレジ袋なしで店を出ない
G身分証明書を持たずに外出しない
H大きな音で音楽をかけて車に乗らない
I白人女性をじっと見ない
J警官の職務質問には反論せず、ただ妥協する
K車を停止させられたら両手をダッシュボードに置き、免許証と登録証を出してもいいか尋ねる
などなど……

これらを見ると、普段から黒人がいかに白人警官を恐れているかが垣間見えます。
お母さんの子どもを思う悲痛な気持ちが痛いほど伝わってきます。


実際、アメリカの黒人人口は13.4%なのに、警官に殺害された割合は23.4%になります。
そして人口当たりで見ると、警官に殺された黒人は白人の約2.5倍!!!


自由の国アメリカでは、タンクトップを着ることに悩む、、、
これって、やっぱりどこか間違っているよなあ……



みんなで想像してみよう!
これってアメリカだけの問題? 日本には関係のないこと?

もしかしたら、日本だって、多数派が気が付かないうちに少数派を抑圧していないだろうか。
強者が弱者を抑圧していないだろうか。
時には、不安を抱きながら暮らしている人がいることに思いを巡らせてみよう!!!



posted by るしあん at 22:31| Comment(0) | 日記