2023年03月24日

涙で花がかすみます、、、


昨日はサラの卒業式でした。
るしあんは、先日10周年を迎えました。
今年の春はいろいろと節目となる春です…

開店した時は、サラは2歳のお転婆で、ミラはあかちゃんでばあばの背中におんぶされていました。
先週は、開店当時に来てくれたという関西地方在住のお客さまが孫娘たちを見てビックリしていました。
「転びながら元気に走りまわっていたサラちゃん?」
「こちらの子は、おんぶされていた妹さん?」
孫たちの成長を見て、感慨に浸っていらっしゃいました。
お客さまの方はこの10年の間に愛犬を亡くされ、連れて来られたのは2代目になるパピーちゃんでした。
「先代の犬が、サラちゃんに寄りかかり倒しちゃったのよ。あの時はごめんネ。」
サラの方は全然覚えていなくて「いえ」とモジモジしていました。

「この辺りも変わったわねえ。ナビを見ながらようやく着いたの。」
「そうでしょ。インターチェンジも大きくなり、開発が急ピッチで進んでいるんですよ。」
たまに帰省する息子が迷子になりそうだなんて冗談をいいながら、しばし雑談をさせていただきました。
そういえば、ミラが生まれた時に“ジョイフル本田”が吉岡への出店計画を発表したのでした。
10年かけてようやく来月オープンなのかあ、、、

私にしてみれば10年なんてあっという間で、るしあんをオープンしたのなんてついこの間のことのように感じています。
歳を重ねるごとに月日の流れる速度が早くなっているのを感じています。

とはいえ、やはり孫娘たちの成長には目を見張るものがあります。
健康に育ってくれ、そしてまっすぐに育ってくれたことに心から喜んでいます。
たくさんのお客さまにも遊んでいただき感謝しています。
卒業式に同行したばあばは式が始まる前から号泣していたらしく娘に笑われていました。




ところで、、、
昨日は、私は小学校へ同行せず、通院のためいつもの病院へ。
そうしたら、主治医のJunko先生から「私、来月から神奈川の病院へ戻ることになったの」との衝撃の言葉が、、、
え〜、先生に会えるから通院頑張ってたのに。
泣きたいこっちの気持ちと裏腹に、先生の方は地元大学病院へ帰れるのが嬉しそうで、、、
そっか、、、先生は群馬を卒業かあ、、、
もう、昨日は、ふられ気分でガッカリして帰ってきました。
つらい通院が余計つらくなる、え〜〜ん(T_T)
ばあばとは別に、私の方は私の方で、号泣していたのでした……



卒業とはゴールじゃなくて、新しいスタートだといいますもんね。
いろいろなものから卒業したみなさん、新たな出発、がんばってくださいね。



ドッグランではいろいろな花が咲き始めました。
近くの菜の花畑やお不動様の桜も満開です。
春の花々も新しいスタートを応援しているようです。



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posted by るしあん at 22:12| Comment(0) | 日記

2023年03月23日

映画のはなし


待ちに待った「シン・仮面ライダー」に行ってきました。
私も50年来のライダーファンのひとりですので公開日前夜の最速視聴イベントに参加したかったのですが、腰痛で断念、、、ウゥ残念(T_T)
映画館に飾られていた浜辺美波さんが当日サインしたという直筆サインポスターの写真を撮ってきました。
ナマ美波、見たかったなあ〜。


感想は、というと、、、
う〜〜ん、、、私には満足できる作品ではなかったです。
「面白かった」という人に水を差すような感想で申し訳ありません。
「シン・ゴジラ」から始まった庵野監督の「シン」シリーズですが、どれも原作に対するリスペクトが感じられオールド・ファンの私にはとても楽しみだったのです。
「シン・ウルトラマン」は3回観ました。
「シン・仮面ライダー」は5回くらいになるかなあ、なんて思っていたのですが、残念ながらリピート観劇はしないと思います。

ここから若干のネタバレを含んだ感想になると思いますので、まだ観ていない方はこれ以上読み進めないでください。



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歳のせいなのか、トンネル内のバイクバトルシーンは暗くて敵味方がわからなくなっちゃうし、セリフが聞き取れないシーンもあって、、、
画面が粗く感じたのも、歳のせいなのかなあ。
ショッカーの悪だくみも理屈っぽくて、、、 主題歌のように「地獄の軍団」「我らを狙う黒い影」だけの単純な悪党集団でいいのに、、、 じじいの私には理解できなかったです。
子どもの頃の私たちは、強いライダーに胸躍らせ、勧善懲悪のストーリーにハラハラドキドキしたんです。

冒頭の血しぶき舞うバトルシーンにはグイグイ引き込まれて期待値MAXで見始めたのに途中で失速してしまいました。
この怪人(映画ではオーグって呼んでましたが)誰が演じているんだろう、とか、浜辺美波ちゃん可愛いなあ、とか、一文字隼人は端正な顔立ちのイケメンじゃないと、とか、ホンダのバイクはやっぱいいなあ、とか、本筋と関係ないことばかり考えながら画面を見る始末。
感動したのはエンドロールで流れた子門真人版の主題歌と特典でもらったシン・仮面ライダー・カードだった、なんて書いたら賛否両論の“賛”の人たちに怒られちゃうかな。

庵野監督の仮面ライダーにかける思いを知りたかったのですが、パンフレットも買う気になれず帰宅したのでした……



私の仮面ライダー愛ゆえの期待値が大き過ぎただけです。
映画自体は面白い作品に仕上がっていると思いますので、ご興味のある方は、是非、映画館へどうぞ!







posted by るしあん at 15:18| Comment(0) | 日記

2023年03月21日

脱亜のはなし、入亜のはなし


息子が大学時代を過ごした佐賀県では今、プリンが激アツなんだそう。
江戸時代、長崎出島から福岡まで長崎街道を通り、関西・関東に向けて舶来の砂糖が運ばれた事から、街道筋ではお菓子文化が発展しました。
今では“シュガーロード”と呼ばれ、小城羊羹や丸ぼうろ、佐賀錦など美味しい和菓子の銘店が多いのです。
そんなシュガーロードで、現在、美味しいプリン店が数多く出店し味を競い合っているそうです。
プリン好きの私としては、息子が佐賀に住んでいる時にプリン競争が起きればよかったのにとチョット残念な気持ちです。



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かの福沢諭吉は「脱亜論」の中でこんな事を書いています。

「長崎で流行するはしかが東京に伝染するのを防ぐ手段はない。
害悪しかない疫病ですらそうなのだから、利害のうち常に利益の方が大きい『文明』の伝播(でんぱ)は防ぐのがさらに困難だ。」

西洋文明が日本に入ってくればあっという間だよ。
明治維新を経た日本はアジアの古い考え方から一刻も早く抜け出し、西洋文明の利を吸収しないと日本の独立が危うくなるよ、と警告しているのです。
時はまさに欧米列強のアジア進出に勢いがあったころ。
賢人たちの先見の明があったからこそ日本が欧米列強の植民地にならずにすんだのかもしれませんね。



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これとは逆向きの「脱欧入亜」ともいえる姿勢を見せるのがアメリカのバイデン政権。
ヨーロッパへの関心といったらもっぱらウクライナで、プーチン・ロシアにどう落とし前を付けるかが当面の問題のようで、他のヨーロッパの国々にはあまり関心がないようです。
警戒するのはどうも、「重大な競争相手」の中国による権威主義や経済的影響力の拡大のようで、、、
そのバイデン政権は、アメリカ・イギリスにオーストラリアを加えた安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」を立ち上げました。
そして、先日はいよいよオーストラリアの原子力潜水艦の配備計画が発表されました。
オーストラリア国内では中国けん制の意義は理解しつつも、米英軍需産業を潤すだけだと、32兆円もの高い買い物にアルバニージー政権批判の声が大きくなっているようです。

このオーカスにはさすがにコケにされたフランスが激怒しました。
というのもアメリカのせいで仏豪間の原子力潜水艦共同開発計画が破棄されてしまったわけですから。
この流れの中で、キシダさんは1月13日に訪米したのです。
バイデンさんはフランスの猛抗議にも一切ひるまず、首都ワシントンに日豪印の首相を招き「QUAD(クアッド=4)」の結束を誇示してみせたのです。

そのキシダさんは、SAIS(ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院)の講演で大暴走して、国会で何も議論していないのに防衛費増額を約束してしまいました。
米大統領の喜ぶ顔を見て喜んでいるキシダさんを見ていると、宏池会も変わったもんだなあと思います。
平和の党を標榜していた公明党さえも賛同してしまうのだからまさに“隔世の感”があります。



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「AUKUS(オーカス)」「QUAD(クアッド)」の次は、いよいよG7にオーストラリア・インド・韓国を加えた「G10」が現実味を帯びてきました。
21世紀にもなって「武力によって他国領土を切り取り自国とする」なんて暴挙が許されてしまったら、それこそ中国のような覇権主義国がロシアを真似て侵攻してくるかもしれません。
そういう意味では確かに「G10」は必要かもしれませんが、枠組みが行き過ぎて世界を二分したり、陣営双方が軍備増強しすぎるのはあまりに危険だと思うのですが…



今朝は侍ジャパンを応援していたら、「岸田首相、ウクライナを電撃訪問」の速報が流れました。
あれっ!? 今、インドに行ってるんじゃ!?
数か月前、このブログで、「キシダさん、広島G7にハクを付けたくて、ウクライナを訪問したくてウズウズしてんじゃね」なんて揶揄しましたが、まさか本当に訪問するとは、、、
あれから数ヶ月、今ではG7首脳でウクライナに行っていないのはキシダさんだけになっちゃってたから、議長としての焦りもあって訪問したんでしょうね。
でも、日本はNATOメンバーじゃないんだから、そこまで広島G7に見栄を張ることはないんじゃない!?

大丈夫なの? 日本の首相が戦地に赴くなんて…
日本を引き返せない所(ポイント・オブ・ノー・リターン)まで引っ張って行く気なの?
この日程だって、習近平のロシア訪問に合わせたかのようで、、、
大人しくて従順な気弱な子ほど、暴走を始めるとタガが外れたように手に負えなくなるといいますが、、、(←あっ、犬のことです(^O^))



今こそ、私たちは政治に無関心にならずに国政を注視していかなければならないと思います。
子ども達や孫達を絶対に戦場に送ってはならないのです!!
「国際社会の一員として」なんて言葉は戦争をしていい理由にはなりません。



また、福沢諭吉はこんなことも論じています。
「世界文明の喧嘩繁劇は東洋孤島の独睡を許さず。」
つまり、国際関係とはこうも複雑なんだよと訴えているのです。
福沢の言葉には今に通じるものがあります。

対米追従の一本やりで済むような現状にはないのです。










posted by るしあん at 23:22| Comment(0) | 日記