私、NHKの「the Covers」という番組が好きで時々見ているのですが、、、
先日は竹内まりや特集で数名の歌手が往年のヒット曲を歌っていました。
さすがどの歌手も竹内まりやをトリビュート(讃辞、敬意)しており、原曲を生かしつつ自分の色を乗せていて「さすが」の一言。
特に、クレージーケンバンドの横山剣の歌う「駅」は、ビートも声質も違うのに“切なさ”が沁みて、、、鳥肌がたってしまいました。
そして、前回の特集の名シーンもあって、ファンの方には恐縮ですが、亀梨和也があんなにうまいとは、ホント驚きました。
亀梨の「カムフラージュ」も最高でした、、、

トリビュートといえば、フレディ・マーキュリー追悼で開催されたトリビュート・ライブもいいですよー!
昔、このブログでジョージ・マイケルについて書いたことがありましたが、彼が歌う「愛にすべてを」も鳥肌ものなのですが、私のオススメはエクストリームの「クイーン・メドレー」。
ブライアン・メイに「クイーンの最大の理解者」と言わしめた彼等の演奏は正に“トリビュート”そのものです。
動画サイトで検索して、是非、聴いてみてください。
そして、オススメがもうひとつ。
もう13年が経つのですが、レッド・ツェッペリンが「ケネディ・センター名誉賞」受賞の記念で行われたトリビュート・パフォーマンス。
レッド・ツェッペリンのメンバーがプレミアムシートに腰かけ、舞台では様々なトップアーティストが彼等の名曲をカバーします。
中でも、ハート(ウィルソン姉妹)がカバーした「天国への階段」は痺れますよ!
アンのパワフルなハスキーボイスは本家ロバート・プラントを凌ぐほど。
こちらも、是非、動画サイトで視聴してください。

さてさて、なんとも長〜い枕になってしまいましたが、今日の本題は「ケネディ・センター」の話しなんです。
「ケネディ・センター」はアメリカ・ワシントンDCに建つ“文化の殿堂”です。
正式名称は「舞台芸術のためのジョン・F・ケネディ・センター」。
凶弾に倒れたJFケネディ大統領を記念して1971年に誕生しました。
昨日のブログに書いたアイゼンハワー大統領が58年に署名した「国立文化施設法」に基づいて落成された建物なのです。
「コンサート・ホール」の他、オペラやバレエなどが催される「アイゼンハワー・シアター」、「オペラ・ハウス」「ファミリー・シアター」などがあり、首都の文化を代表する施設となっています。

先々月、このケネディ・センターに衝撃が走りました。
トランプ大統領が理事会に腹心の輩を送り込んでいたのです。
そして、トランプ自らが理事長に就任していまいました。
さっそくトランプは理事会を一新。
その理由は「芸術と文化における黄金時代のビジョンを共有していないから」なんだそう。
トランプといえばSNSで「“ドラァグクイーン”ショーは反米的プロパガンダ」と呼んで同性愛者を猛攻撃しています。
案の定、今後はGLBTQ関連の舞台芸術は締め出すそうです。
アメリカのエンターテインメント界はリベラル派が多いのですが、当然、反発は大きくなっています。
トランプ政権による「センター乗っ取り」、、、
とうとうTACO野郎は文化芸術をも征服しようとしているのです。
もしかしたら、そんな大層なことじゃなくて、幼稚な頭で考えた「『ケネディ・センター』を『トランプ・センター』に改称する作戦」なのかも。
さてさて、今年の12月には誰が「ケネディ・センター名誉賞」に選ばれるのでしょうか?
世界中のファンを喜ばせてくれる優れたパフォーマンスが消えて無くなりませんように!!