2025年12月21日

サミットの始まり


「ライアーゲーム」や「アカギ」など、“ゲーム”がベースの作品は緊張感や人間のエゴが渦巻きハラハラドキドキしますよね。
博打はおススメできませんが、「麻雀放浪記」など“坊や哲”ものは実に面白い(^O^)
なかには「ゲーム理論」や「確率論」を分かりやすく解説してくれるものもあって、単にドラマを楽しむだけじゃなく勉強できる作品もあります。

みなさんは「囚人のジレンマ」というゲーム理論をご存知でしょうか?
これは、「2人の参加者がそれぞれ自分の利益を最大化しようと合理的に行動した結果、2人とも協力した場合よりも悪い結果に陥ってしまうこと」を指してこう呼びます。



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○共犯である2人の囚人AとBが、それぞれ別の部屋で取り調べを受けています。

○2人には「自白」するか「黙秘」するかを選ばせます。

○2人にはまず量刑を説明します。
 ●2人とも黙秘した場合:2人とも懲役1年という軽い刑に処す。
 ●1人が自白、もう1人は黙秘:自白した方は釈放、黙秘した方は懲役10年の重い刑に処す。
 ●2人とも自白した場合:2人とも懲役5年という中程度の刑に処す。

さて、あなたが囚人Aなら黙秘しますか、自白しますか?
そもそも仲間だと思っているBって、ホント信用できる奴なんですか?

あなた(A)はBがどうでるか分かりません。
もしBが黙秘するなら、自分は自白して釈放される方がいいよなあ。
もしBが自白するなら、黙秘して10年になるより自白して5年の方がマシ。
どっちにしても「自白」の方が得じゃん!

あなた(A)はこう考えるのですが、相手(B)の方も同じことを考えているのです。
で、結局のところ2人とも自白を選んで懲役5年となってしまうのでした。

あ〜あ、2人が心から信頼し合って、2人とも黙秘すれば懲役1年で済んだのに……




実は、この「囚人のジレンマ」は国際関係を語るときに引用されるゲーム理論なのです。
対立する2国間において互いに信用して“軍縮”した方が、双方とも国家予算的にも国民生活的にも利点が多いのです。
「そうは言ってもなあ、、、 攻め込まれたらどうしよう、、、」
結局、こんな風に疑念を抱き、互いに“軍拡”に走ってしまうのです。

得策は分かっているのに、相手を信頼できないために結果として損な道を選んでしまう――



このジレンマから脱出する方法はひとつ。
「互いに信頼を築き、個室から出てみんなで行動する」ことなのです。

この解決方法に基づき、集団行動を試みたのが「サミット」だったのです。
時は50年前、フランスのランブイ城にて、初の主要国首脳会議(たしか当時は先進国首脳会議と呼んでいた気が、、、)が開催されました。
オイルショックで混迷を極めた世界経済を協調して共通政策を打ち出すために集まったのです。


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あれから半世紀、今、世界では、アメリカ・トランプから始まった「自国第一」の潮流が広がり、国家間の紛争が深刻な状況となっています。
そして、主要国首脳会議(サミット)の存在感は無くなってしまいました。
まさに、世界の国々が「囚人のジレンマ」に陥ってしまったかのよう。



先程このジレンマから脱出する方法は「互いの信頼と集団行動」だと書きましたが、実は国家間においてはもうひとつ有効な手段があります。
それは、「自利」ではなく「利他」を考えることにより、「私益」を「相互利益」にすること。
つまり、どんなに気に入らない国であろうと「ウィンウィン」の関係を築ければ紛争や戦争には発展しないのです。





とは言え、理屈・理論じゃ解かっていますが、、、
私は器の小さな人間。私の度量なんて猫の額に留ったノミほどしかありません。
だから国を挙げて嫌がらせをしてきたり、モラル無く日本を傷つける奴が許せません。
正直、観光客が減って清々しています。



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こんな私の感情も小さな小さな国民感情のひとつです。
私と反対に大好きという感情を持っている国民もいるでしょう。

様々な感情を持つ国民を納得させるのは至難のワザ。
しかし、そのうえで、国家間の関係を構築するのが、外交であり、政治なのです。




センセー達には、半世紀前、サミットを始めた先達の矜持に思いを馳せてほしいと思います。











posted by るしあん at 20:32| Comment(0) | 日記

2025年12月20日

りんごとおせちのはなし


知り合いのりんご農家から連絡があり最後の収穫を終えた「ふじ」「サンふじ」を購入してきました。
秋から休み無く売店を続けてくたびれてしまったとのことで11月いっぱいで今年の営業を終えたそう。
12月は極晩生の品種の収穫だけにして、販売は知り合いにアポ。
若い頃は年の瀬まで頑張ってスキー客に販売したそうですが、寄る年波には勝てないらしく、、、その気持ちがよ〜く分かる私はチョットばかり協力したという次第。
「ぐんま名月」と比べるとどうしても甘さが足りない感じですが、程良い酸味が美味しい瑞々しいりんごです。

いつだったか「大ノ里」と「大の里」の話題でブログを書きましたが、青森県では地元産「ふじ」を使ったりんご銘菓「大の里」が有名なんだそう。
青森出身の相撲の神様「大ノ里」にちなんで命名したお菓子なのに、令和になって本物の「大の里」が誕生しちゃって製造元はさぞ驚いたことでしょうね。



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今年も残すところ10日余り。
テレビの情報番組では東京や品川の駅中ショップや、築地場外、アメ横などを紹介する特集コーナーが増えてきました。
先日はりんごをふんだんに使ったコンポートやアップルパイが映し出されていて何とも美味しそうでした。
ミラは今、パン作りにハマっているのですが、いつかアップルパイにも挑戦してほしいものです。

ところで、築地場外では年末の書き入れ時に際し「食べ歩き・ツアーガイドお断り」の看板を掲げて来場者数を抑える取り組みをしているそうです。
オーバーツーリズムにより観光客が道をふさぐほどの混雑ぶりに、ご近所さんや常連さんが買い物できなくなってしまうのだとか。
お節料理の食材が並ぶ時期なので対策を強化しているようですね。
今年はC国人観光客が少なくなっているので、国内旅行をあきらめていた方にも買い物が楽しめるそうですよ。

そうそう、時節柄、食材だけでなく重箱や竹小鉢などの入れ物まで売っているそうです。
近頃ではお節料理といえば通販が増えているようですが、たまには手作り(といっても並べるだけですが)もいいですよね。
築地場外のような市場が近くにある人がうらやましい、、、



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posted by るしあん at 18:37| Comment(0) | 日記

2025年12月19日

創造


先日の報道で、、、
日本の某クレヨンメーカーが海外イベントでの販促用ポスターをAIで作成したとのこと。
本来なら、クリエーターに一番お世話になっており、またクリエーターを育てるべき立場にある企業がAIを使ってしまったということでお詫びをしていました。
企業理念や矜持より、早さ・安価という目の前の利益を優先させてしまったということなのでしょう。
数年前には某男性雑誌がグラビアにAI作成した写真を載せ、それをアイドル化しようとしたことでモデルさんや事務所から批判を受けたことがありました。
あまりに技術が進み、見る側の私たちにはもはや人間が創造したものかAIが作ったものか、また、リアルかフェイクかを区別するのが難しくなっています。

題名は忘れてしまいましたがSF映画でAIが浸透した未来を描く作品がありました。
その世界では人間は考えることを止めてしまって知能は小学生並みなのです。
そこへ現代から極々フツウの冴えないおじさんがタイムスリップしてしまうのですが、未来では天才扱いされ、大統領にまで登りつめてしまうのです。
“これぞB級映画”というくだらない映画なのですが、大笑いする反面、「もしかしたら本当にこんな未来がやってくるのではないだろうか」という一抹の不安も感じる作品です。



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さて、映画といえば、いよいよ本日「アバター3 ファイヤー・アンド・アッシュ」が公開されました。
先週、ジェームス・キャメロン監督が来日してプロモーション活動していましたが、、、
たくさんの情報番組が監督のインタビューをしていたので、製作の裏話などを興味深く聞くことができました。
カフェの営業や通院(年末なのでかかりつけをハシゴしなければ)などですぐには映画館には出かけられないので、冬休みの混雑を避けて来月ゆっくり観に行こうと思います。



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AIに話しを戻しますが、、、
アバター・シリーズはストーリーの面白さに加えて映像美が群を抜いています。
パンドラ星の美しさはため息しか出ません。
この“美”の追及はキャメロン監督のこだわりで、CGを駆使して、AIを一切使っていないのです。
衣装はイメージに合うよう手作りし、小さなビーズ1つまでこだわって小物だけで10万点作ったそうです。
監督のAIを使わない理由が明快そのもの。
「AIは学習によってこれまでのものを積み上げているだけ。
私は“これまで無かったもの”を作りたいのです。」
AIじゃ“想像のななめ上”を創造できない――監督のこの“こだわり”こそが、観客の度肝を抜く作品の数々を生みだしてきたのでしょうね。
「ターミネーター2」のT-1000型液体金属ターミネーターなんて映画館で衝撃を受けたのを今でも覚えています。
「タイタニック」は2〜3回観に行きDVDまで買っちゃいましたからね。

また、アバターの世界に浸れるのが楽しみで仕方ありません。
あの美しさは大スクリーンでこそ味わえるものなので、動画配信を待たずに映画館に行きましょう。



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そういえば、先週、病院帰りに映画館に行ってきました。
今年最後に観る映画はやっぱり「国宝」しかないと思いたち、杖を片手にイオンシネマで道草を食ったのです。
この日は、大ヒット・ロングランの記念に“大入り袋”が配られて、、、
狙って行ったわけじゃないのに、思わぬプレゼントにホクホクで帰ってきました。



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posted by るしあん at 23:44| Comment(0) | 日記