2023年03月17日

映画の話し


先日のこと、サラ・ミラの通う小学校が先生の都合で5時間授業で終わることに。
二人とも寄り道もせず大急ぎで下校したとみえて、息を切らしながら帰宅してきました。
「ねえ、じいじ。せっかく早く学校が終わったんだから映画見に行こうよ。」ということに。
しかし、私は『湯道』、サラは『鬼滅の刃』、ミラは『かがみの孤城』と、観たい映画がバラバラ。
で、結局、意見がまとまらずそのまま映画館へ。
チケット売り場に到着すると、『湯道』は待ち時間が長く、『かがみの孤城』は夜1回のみの上映で、10分待ちの『鬼滅』に決めて入場しました。
映画特典の鬼滅グッズがもらえるのですが、ミラと私の分をサラにあげたので、サラは大喜び、、、よかったね(*^^)v

観賞後は3人で夕飯を食べて帰りました。
もちろん、おいてきぼりになったばあばは、文字通り鬼の形相で、、、
「へえ、夕飯まで食べてきたんだあ〜〜。」
ウッ、コワ〜、、、私も鬼を倒せる日輪刀が欲しい(T_T)

『鬼滅』に関してはみなさんご存知なので感想は書きませんが、このあとのテレビアニメの「刀鍛冶の里編」に期待できる面白い映画(映画仕立て)になっていました。



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ということで、『湯道』は後日、今度はばあばも一緒に4人で観てきました。
つぶれそうな銭湯を取り巻くコメディー。
理屈抜きで笑える映画、、、とても面白かったです。
抱腹絶倒というよりジワ〜リとぬるいお風呂のように笑えます (^^)
温泉好きの私は日頃は日帰り温泉やスーパー銭湯ばかりで、いわゆる昔ながらの銭湯は全然行っていません。
学生時代は風呂無し共同トイレのボロ下宿でしたから、生活に銭湯は欠かせませんでした。
映画を観ていたら遥か40余年前のことを思い出し、少しノスタルジックでセンチメンタルな気分になってしまいました。
チョー久しぶりに銭湯に行きたいと思うけど、地元吉岡町にはないしなあ、、、
“総社鉱泉”や“利根の湯”はまだやっているのかなあ!?

元気がもらえる映画ですので、気になる方は是非ご覧になってください。



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posted by るしあん at 16:05| Comment(0) | 日記

2023年03月13日

今日から


今日からいよいよマスク着用が任意となりました。
ようやく長いトンネルを抜け出した気分です。
諸物価高騰の折り経済回復には時間がかかりそうですが、飲食店やイベント関連などの制限も緩和され、痛んだ経済も徐々に改善に向かうに違いありません。
サラも4年生の時からずっとマスクの学校生活でしたから、卒業式はみんなの顔を見ることができそうです。



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1世紀前に流行した「スペイン風邪」は関東大震災の5倍の人命を奪ったそうです。
歴史人口学で著名な速水融(はやみあきら)さんの著書『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ』によると、、、
――1918年秋から翌年の春にわたって暴れまわったあと、いずかたともなく消えてしまった。
ところが、ウイルスはどこかに潜んで次の出番を待っていた。
19年秋になると再び“嵐のように”やって来た。――

速水さんが同書を出版したのは17年前で、もちろん当時は新型インフルエンザや新型コロナなど、誰一人として新種のウイルスが猛威を振るうパンデミックなど想像していませんでした。
当時、速水さんはあれほどの死者を出したのにも関わらず「スペイン風邪」に関する文献がほとんどない事実に違和感を抱いたそうです。
「なぜ、忘れ去られたのか?」
「将来、天災のようにやってくる感染症に対する備えは?」
こんな疑問から、同書の執筆に至ったそうです。

速水さんが心配した通り新型コロナ感染症が起きたのですから、その碩学(せきがく)の的を射た警鐘には心から敬意を抱きます。



もしかしたら、新型コロナウイルスも密かに次の出番を待って虎視眈眈と変異の機会をうかがっているのかもしれませんね。

マスク規制は緩和されても、せっかく習慣化した「手洗い・うがい」は続けていきたいものです。
そして、高齢者や弱者に対する思いやりももちろん続けていきたいものです。



今回の新型コロナに関する一連の顛末、100年後の子孫のためにきちんと文献に残せるといいですね。





posted by るしあん at 13:21| Comment(0) | 日記

2023年03月11日

木のにわとり


ワールド・ベースボール・クラシックが始まりました。
連日、テレビに釘づけです。
侍ジャパンの活躍おかげで、お酒が美味しくてついつい毎晩飲み過ぎてしまっています。
大谷翔平選手を見ていると、選手としての大記録に加えて、ファンや野球関係者を大切にする姿にも好感が持て、いつも「大谷こそ正に木鶏(もっけい)だなあ」と感心しています。



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「われいまだ木鶏たりえず」。
これは、大相撲の昭和の大横綱双葉山の言葉です。
双葉山といえば、敗戦後の混乱期から高度経済成長前夜の頃に活躍した横綱ですので、まさに日本の復活を象徴した存在でした。
そして何といっても“69連勝”の大記録が有名です。
冒頭の言葉は、70連勝を逃した時、自分を戒めるために発したといわれています。

木鶏とは、まるで木彫りのにわとりのように徳が身につき、全く動じない最強の闘鶏のことです。

双葉山以降、歴代の多くの横綱が木鶏を目指しました。
白鵬関のように“徳”を忘れ“強いだけ”の残念な横綱もいましたが、師匠の間垣親方は木鶏を目標としたひとりでした。

強さに磨きをかけることに加え、人格的にも尊敬される選手になってこそ、木鶏たりえる人物なのです。



そして、また、木鶏にはこんな言葉もあります。
「木鶏子夜(しや)に鳴く」。
子夜とは子(ね)の刻、今でいう深夜12時前後を指します。
つまりは人知れぬ時間帯の人知れぬ働きのことです。

トップに立つ人は、人の目にふれない所で努力、精進をしているのです。

木鶏とは生まれながらの天才ではなく、努力によって強くなり、人格を磨くことで徳を積むのです。




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さあ、今宵も焼酎片手に侍たちにエールを送るゾ!!

がんばれ! ニッポン!!





posted by るしあん at 19:05| Comment(0) | 日記