2023年08月26日

ヒマワリが枯れた……


この異常な暑さは一体いつまで続くのでしょう!?
ヒマワリといえば夏を代表する花ですが、るしあんの花壇では満開を迎える前に枯れ始めてしまいました。
晩生種で9月上旬まで咲いているはずなのに、、、
そもそもこの暑さのせいで、発芽できたのは半分くらい。
このままじゃ、今年は種採りもできない状態です (T_T)



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秋野菜も今は種まきができません。
発芽適温というのがあって、この暑さじゃ播種してもおそらく発芽しないと思います。
スーパーに並ぶ野菜はもうしばらく高値が続くんでしょうね。

愛犬にとっても散歩もままならず、、、

この異常気象はまさに「災害級」。
そのうち異常が恒常になり、酷暑が当たり前になってしまうのかなあ?
このままじゃ、群馬のりんご園がみかん園になってしまう、、、




早く、お彼岸にならないかなあ……
  (とはいえ、ホント、暑さ寒さも彼岸までなんだろうか!?)






posted by るしあん at 22:00| Comment(0) | 日記

2023年08月25日

日常のありがたさ


先週の日曜日、サラ、ミラはザスパのホーム戦(対ツエーゲン金沢)の応援に行きました。
ふたりっ子は、この2ヶ月ちょっとの間、4試合すべてのホーム戦を観戦しています。
すごいのは、この間、ザスパは引き分けを挟んで“負け知らず”なんです。
「私たち、勝利の女神なのかなあ」なんて笑いながら出かけています。
敷島公園はすぐ近くだからいいのですが、そのうちアウェー戦まで行きたいと言い出しそうで、、、

ところが、なんと、、、先日の試合は、、、
前半30分頃、頭上でものすごい雷鳴が稲妻と共に一発轟いたそうで、、、
急きょ、選手も観客も避難する騒ぎになって、雨も降っていないのにそのまま30分の待機のあと試合中止になってしまいました。
再試合は未定で、半券はそのまま次回用になりました。
「勝利の女神も天気には勝てなかった(T_T)」と残念そうに帰宅してきました。



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前々回の栃木SC戦は私も観戦したのですが、声を出して応援して、屋台で美味しいビールを飲んで、、、 ようやく日常が戻ったんだなあと実感しました。

先日は「ぶどうの一悦園」に友人を訪ねたのですが、、、
「今年は、売店にぶら下げていた邪魔なビニールを取り払い、試食コーナーも再開できたよ」と笑顔。
ここにも日常が戻った喜びが、、、



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“あれもダメ”“これもダメ”と制限ばかりされていたので、「“あたりまえ”に感謝できる」ようになったのは、流行り病の功罪なのでしょう。




さっ、その「ぶどうの一悦園」ですが――
お待たせしました、「シャインマスカット」が旬を迎えました。

私もシャインマスカットが大好きなのですが、この時期は「ふじみのり」や「クイーンニーナ」「巨峰」などもチョーおすすめです。
ともかく種類が豊富で、それぞれが独自の甘さ、美味しさを発揮しています。
そろそろ「デラウエア」が少なくなってきてぶどう狩りは終盤ですが、売店で大粒のぶどうを購入するのには、今がベストシーズンです。
ご来店は、この週末がイチオシ!




ちなみに、私、9月の有終の美を飾る「ピオーネ」も大好きです。

この土・日曜日は、愛犬とるしあんで遊んだあとは、一悦園でぶどうをお土産に帰ってください。

夏休み最後の週末を愛犬とともにハッピーにお過ごしください!!



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※「榛東村ぶどう郷」パンフと「一悦園」地図がるしあん店頭に用意してありますので、お気軽にご用命ください。




posted by るしあん at 19:02| Comment(0) | 日記

2023年08月20日

100年


うちの本家の大伯父はたしか大正3年生まれだったと思います。
生前、よく話してくれたのが“関東大震災”の話し。
お昼に起きた大地震によって群馬のこの辺りも揺れを感じたそうです。
夕方になって東京が壊滅的な被害を受けたらしいとの情報が聞こえてきて、まだ小学生だった伯父は近所の火ノ見櫓に登りました。
そうしたら、南の空が炎でオレンジ色に染まっていて、だんだんそのオレンジ色がこっちに迫ってくるような恐怖を覚えたそうです。
翌朝、登ってみると黒い煙が立ち上っているのが見え、夕方三たび登ると丸一日以上経つのに相変わらずオレンジ色の空だったのだとか。
「太平洋戦争にも出征して恐い思いをしたけど、幼い頃に感じた恐怖はジジイになっても忘れられない」と、酒を飲むとよく話してくれました。



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テレビやラジオの無い時代、情報は新聞や口頭で伝播しました。
小学生の伯父さえ漠然と感じるほどの恐怖によって、大人たちの間でデマが流れ集団ヒステリー状態に陥ってしまったことは想像に難くありません。
不幸にも偽(ニセ)の情報に踊らされた人々が、朝鮮人を襲うというとんでもない事件が起きました。
「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「爆弾を持って日本人を襲う気だ」などの何の根拠もないデマが流布したのがきっかけだったそうです。
群馬では「藤岡事件」という悲劇が起きます。
普段はごく普通の優しい一般人が熱病にうなされたかのように暴力に走り、集団リンチによって弱者をなぶり殺してしまう―――
本当に恐ろしいのは震災より「人間そのもの」なのかもしれませんね。



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藤岡事件慰霊祭



関東大震災の2年後、ラジオ放送が東京と大阪で始まります。
震災を経験して情報の大切さを身をもって知った人々、、、 放送開始からわずか1年半で、聴取者数30万という爆発的な普及となったそうです。
歴史に「もし」はありませんが、ラジオの普及がもし震災より前で、人々が確かな情報を得ることができていたなら「デマによって人が人を殺す」などという惨劇は回避できたかもしれませんね。



あれから100年、情報通信網はものすごい勢いで進化を遂げました。
火ノ見櫓に登っていた少年と同じ年頃の子どもは、その手の中にスマホというIT端末を持っているのです。
東京どころか、世界中の出来事を瞬時に、しかも映像として知ることができるのです。
草場の影で大伯父も玄孫の姿に驚いていることでしょう。



あと2週間足らずで、関東大震災から丸100年を迎えます。
大きな節目です。
私たちは、防災、情報、心理などあらゆる分野で今一度、きちんと関東大震災を学ぶ時なのでしょう。

ITの普及は、正しく取り扱わなければ、デマも一瞬で拡散する“両刃の剣”。

「物」と「心」、両面で備えることが防災の基本と心得ましょう。








posted by るしあん at 20:24| Comment(0) | 日記