今日は「世界ラジオデー(World Radio Day)」。
第二次世界大戦が終わった半年後、国連がラジオの国際放送を始めたことを記念して、2012年に国連総会で採択された国際デーです。

今やネット全盛でラジオから情報を得る人は少なくなりました。
ただ世界を見れば、紛争地帯や自然災害に見舞われた地域ではラジオが生命線になっています。
また、開発途上にある国や地域然り。
テレビやスマホのインフラが整備されていなかったり破壊された地域では、ラジオが情報を伝え、孤立した人への孤独感の癒しにもなっています。
SNSではデマも拡散され、玉石混交の情報に振り回されてしまう危険性もあります。
青春時代をラジオの深夜放送で過ごした私にしてみれば、今日の日を機会にもう一度ラジオの存在に目を向けて欲しいなあと思います。
ラジオなんて聴いたことがないという若い人はポッドキャストでお気に入りの番組を探してみるのもいいかも。
そこからラジオを身近に感じられるようになるかもしれません。
私の場合はもっぱら百姓仕事のお供ですから、農閑期の今は日中に聴くことは少なくなっていますが、ベッドに入ってからラジオアプリで世界の色々な国のFM番組を聴くのも面白いですよ。
エクアドルやカナダ、オーストリア、東南アジアの国々など、若い頃に訪れた国の流行りの音楽や民族音楽を聴きながら、帰らぬ日々に思いを馳せ感傷に浸るのも一興です。

日本で初めてラジオ放送が行われたのは1925年3月1日。
今年は100年のメモリアルイヤー、あと2週間もすれば日本のラジオは満100歳の誕生日を迎えます。
この初放送が2年早ければ、、、関東大震災の時(1923年)に普及していれば、被害は少しは軽減できたのかもしれません。
情報が無いばかりに火災旋風に巻き込まれてしまった大勢の人々、流言飛語に惑わされて発生した虐殺などなど、、、
正確な情報を得られれば失われずに済んだ無辜の命はたくさんあったはずです。
1世紀前の放送開始と同時にラジオが爆発的に普及したのは、この関東大震災における情報飢餓があったからなのでしょうね。
今、サラは期末試験を控えて勉強に一生懸命です。
イヤホンをしているので何を聴いているのかを尋ねると好きな音楽をストリーミングで聴いているとのこと。
今どきだね〜 (-。-)y-゜~♪゜
私は、今のサラの頃から深夜放送が大好きなラジオ少年でした。
ラジオでビートルズやクイーン、Lツェッペリン、Dパープルに夢中になったのです。
音楽情報やアイドルの近況、そしてニュースなどもラジオで仕入れていました。
好きな番組に葉書を書いたりして、、、
番組にコミュニティーができるのもラジオの魅力!!

ブログを書きながら聴いている今のBGMはクイーンの『ラジオ・ガ・ガ』。
この曲はロジャー・テイラーが書いた「ラジオへの回顧と応援歌」のようなもの。
「耳から入ることの大切さってあるんだぜ。
脇役なんかにならず、パワーを持ち続けてくれよ。
まだまだ愛される存在なんだぜ!」
観客と一体となって歌い上げるフレディーのパワー、カリスマ性には今もゾクゾクします。